人間時間

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    ━ もし、私は死なないと言う人がいたら、教えてください・・人間はいつか死を迎えることをよく理解し、人はそれ程器用ではないことも、理解してください。忙しい日常ですが、忙しいとは心を亡くすこと・・・
    そして、人間だけが豊かな感情と、深い『心』を持っています。その感情、心によって行動は支配され、時に天国へ、時に地獄へと導かれていくのです。
    そんな特別なものを持っているにもかかわらず、大半の人は上手く利用できずに、他の本能的に生きている動物と変わらない一生を送ります。
    一度の人生をよく考え、エンジョイし、悔いの無い生き方をしなくてはなりません ━

    人は生きる時間が決まっています。せいぜい長くて八十年(世界の平均寿命40歳)程しかありません。その中で、睡眠中は自分というものを認識できませんし、かといって自分を認識していると思っている、起きて、行動している時でさえ、実際のところ、自分が自分であると認識できるのは、わずか、10%にしか過ぎません。
    ・ 睡眠時    0%
    ・ 通常時   10%
    ・ 感情移入時 50% 〜
    その中でも、お腹が空いたり、好きな人と会ったり、美味しい物を食べたりした時、病気や怪我をした時、怒り、笑い、悲しみ、感動などの、感情が強く変化する時ほど、「自分」という事を強く確認できるタイミングと言えるでしょう。

    その時々に本来の自己確認をし、自分とは何かを常に認識する事は、限られた人間時間という中で生きていくにはとても重要なことです。
    何が自分なのか・・・自分とは何か・・何処へ向かって生きたいのか・・
    全ては自分の感情に耳を傾けることから始まります。

    とは言え、忙しく時間が流れる情報化時代の現代では、ユックリ、満足に自分を確認するために取れる時間は0%に近づき、時間を確保するには、相応の意識化と努力が必要になります。EQの中で言われる人間関係処理能力とは、通常社会での重要度としては言葉どおり人間同士の触れ合いの頻度が多い程必要とされますが、情報化が進む程その価値観は薄れます。  
    そこで問われるものは、『人間とは』と言うテーマ、人間がいる以上永遠のテーマの一つです。 人間とは所詮動物で、生まれ育ち死ぬ、唯それだけの人生ですが通常の動物との違いは考える知恵・想像力を兼ね備えた動物であることです。その為に与えられた使命は膨大となり悩み、苦しみ、痛み、幸せ、楽しみ等々が有り、そこから発生するものは果てしなく、人間本来の使命、何の為に生きるのかを常に考えさせられます。答えは永遠です、それが解った時点が人生と言う人、愛と言う人・・・間違いなく言える事は、情報化と人間らしさは反比例します、その為現代の社会ではより人間を知る努力をし、人を愛することを考えることに時間をかける事が一番と考えます。

    自分確認のためには、難しい技術が必要というわけではなく、日常の中で誰でも、十分に行えることです。

    1 自分の感情を認識するということ。
    易しく表現するなら、「今、瞬間の自分の気持ちを感じ取ること。」です。
    嬉しい、悲しい、腹立たしい、寂しい、恐怖感、絶望感・・
    様々な感情は、独立して存在することばかりではありません。
    例えば、友人や恋人に裏切られたような気がして、怒りを感じている時でも、そのどこかに、悲しさや寂しさを含んでいることは、良くあるのではないかと思います。

    2 行動は感情に支配されているということ。
    私たちはロボットではありませんから、日々淡々と仕事をこなしているような場合でも、その時々の身体面と、何よりも感情によって変化が生じます。
    例えば、同じ内容の仕事を頼まれたとしても、明るい気分の日と、そうでない日、あるいは、好意を持った相手からとそうではない人からとでは、受ける気持ちが違わないでしょうか?
    また、上記のような裏切られた場合においても、怒りが表面に現れてくれば、
    売り言葉に買い言葉のような状況になるでしょうし、悲しみばかりを必要以上に感じるとすれば、人間不信になり、その後の人間関係における行動に変化をもたらすかもしれません。

    3 感情をどう理解し、利用するか。
    さて、行動に大きな影響を与える感情をどのように理解するか・・
    その前に感情は自分自身が生み出しているのだということを理解してください。

     様々な出来事や他者による刺激
           ↓
     個人の価値感・過去経験・考え方 など
           ↓
           感情

    上にあるように、同じ事柄が起こっても個人によって生まれる感情は違ってきます。つまり個人の感じている感情は『その人特有なもの』であり、他者や事柄によって『感じさせられたもの』ではないのです。
    もちろん、普遍的なものとして、誰かが亡くなったときなど、悲しみの感情が起こるということはありますが、そういう場合においても、『感じ方』には違いが有ります。
    自分自身のものとして感情を受け止めないと、『あの人は私を怒らせてばかりいる』と思い、相手が悪いのだと不毛な責任逃れをしたり、逆に怒りっぽい人に対して、『私のせいであの人を怒らせてしまう』と余計な責任を感じてしまうことが起こるのです。
    自分自身の感情と相手の感情、この境界線をはっきり捉えることが出来るだけで、自分の感情をコントロールでき、イライラしたり、不安や心配にエネルギーを浪費したりする必要をなくすことができます。

    次に、感情を利用するために『出所』を認識し、整理します。
    どんな事柄で、自分の何を刺激されて、どのような感情が生まれてきたんだろう・・・ここが見えてくると、自分の心の癖に気づくことになりますので、行動として現れる前に、自分に対して客観的になることが出来ます。
    例えば、感情の中でも、怒りは大きなパワーを秘めています。
    怒りが高まってくると、物を投げてしまうという行動を起こしてしまう人がいるとしましょう。その感情に支配されたままであれば、周りに迷惑をかけたり、批判を受けたりするような行動となって表出されてしまいますが、自分の感情を認識することで、感情と行動の間に距離が生まれ、自分を外から眺めるように、
    (このままだと、何かを投げてしまいそうだ、損をするぞ)
    というような警告を自分に発することが出来ていきます。
    そして、その秘められたパワーを、もっと有効な行動へ変えることが可能になるのです。
    満足できることが無い人間は、さらに時間を無駄にしてしまう傾向があります。心の癖の悪影響ともいえます。
    自分が満足の出来る行動変容は、自己肯定感を高め、不自由な思い込みから解放させてくれるでしょう。                                    

    瞬時に大変化する情報化の中で本当にやりたい目標が定まらない現代と違って、昔はもっとゆっくり時間が流れており、仕事も人間関係から始まり、例えば近くで働いている魅力の有る本物の大人に惚れ、その人を目指しました。
    今は人に惚れると言うよりは情報に惚れる(溺れる)事が多く、日々、次から次へ新しい物に変化する事が一番と考えられ現代人は翻弄されています。
    世界一の女優、ジュリア ロバーツは現在の成功の満足感より、例えメジャーになれなかったとしても女優以外の生き方をまったく考えていなかった事で自分の人生がとても生きやすかったと言っています。
    やはり有限資源で有る人間として一度の人生を有意義にする為に、はっきりとした目標・価値観を定め、無駄な時間を使わない方が良いと思われます。
    目標・価値観を見つける事が難しいと言うより、本物を探す事が一番です。
    前述してきましたように、本来の自分を確認できる時間は、一生の中ではとても短いホンの一瞬です。その短い時間を、自分を知り磨き、使い分ける心のための時間として有意義に使うことを考えてみませんか。


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