人格の形成について

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    個人のライフプランを考える際、その人の人生の目標は何であろうかということが問われますが、その目標を見定めるためには、アイデンティティーの確立と人格というものに目を向けないわけにはいかないでしょう。

    人格(personality)とは、
    【その個人の思考・感情・行動の根底にある持続的で一定したパターン】 
    と定義されており、生まれながらの遺伝的要因と後天的な環境的要因の影響と、それら
    の相互作用によって個人の成長に合わせて、通常、発展的に適応的に形成されていきます。

    環境的要因の中には、個人の身体的なもの(事故や病気など)、国や地域による文化的背景、自然環境、社会環境(家族、学校、職場など)があげられますが、昔から日本では 三つ子の魂百までと言われるように、幼少期における経験や体験が、人間としての人格形成に大きく影響を与えていると思われます。特に最近わかってきたことでは、幼児期に適切な親の愛情を受けられずに(育児放棄等)育った子供は、表情(笑顔等)が少なくなったりする傾向があるようです。

    現代社会では、少子化、核家族化により、家族内でのコミュニケーションに、大変化が起こりました。おじいちゃん、おばあちゃんとの触れ合いや、兄弟間の競い合いや励ましあい、近所の友達と喧嘩もしながら遊ぶといった、人格を形成していく上での経験が明らかに不足してきてしまっています。過去にはこういう体験の中から、日常生活で自然に相手の気持ちを感じ取ったり、自分の気持ちを汲み取ってもらったりという繰り返しの中で、小さい時から、自然と自身の感情に向き合ったり、表現したりすることができていました。
    学校や社会に出た時、感情を認識できませんと、ストレス耐性が低くなったり、適切な心の防衛機制が働かないということが起こり、不登校や適応障害といった不適応状態に陥ると考えられます。しかしながら、人格は、環境的要因の影響を多く受け、成長によって形成されますので、適切な感情認識、表現の場や方法を与えることで、適応的に変化することが可能です。

    感情は、人間の精神にとって根源的なものであり、場所や時代に関係なく、生きていることの証であるとも言えるでしょう。悲しみであれ、怒りであれ、感情は生きるためのエネルギーとなります。
    例えば、人は感情に火がついた時、爆発的な行動力を発揮することができます。 感情は人間の行動力を引き起こすエネルギー源と言ってもいいでしょう。
    誰でも、自分なりの感情パターンを持っていますので、日々の生活の中で、自分はどういう体験(刺激)をした場合に感情的な反応をするかに注目する癖をつけていると、自分の行動のパターンも自ずと見えてきます。そして、その感情の起伏が起こるような体験を、自分の実現したいことに結び付けていけば行動に変化が起きてきます。
    その積み重ねは人格にも影響を与え、それまでの一定したパターンが、変わっていくのです。


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